赤城塚古墳

赤城塚古墳

三角縁神獣鏡

群馬県の東の端、鶴舞う形でいう頭の部分に赤城塚古墳はあります。
この古墳で注目すべきは「三角縁神獣鏡」が見つかっているということ。
これは発掘調査で出土したのではなく、延宝5年(1677年)で面白い逸話がたくさんあります。
1、赤城神社の修理のため丘墟を掘り崩した時に鏡が出土。
2、板橋某という人が密に懐に隠して家に持ち帰ったところ、昼間のような明るさの光を三日三晩放たれ気が狂ってしまった。
3、鏡は名主から館林城主を経て幕府に差し出されたことにより赤城塚古墳は“鏡陵”と称された。
4、鏡を盗んだ者が新田町付近で手足が動かなくなった。
5、南光院に安置されている間に3度の火災に遭遇したが、損傷なく持ち出された。

なお、一般的な「三角縁神獣鏡」は鏡の背面に四神四獣が表現されていますが、赤城塚古墳の「三角縁神獣鏡」は四神のうち3体が仏像で表現されているため「三角縁仏獣鏡」とも呼ばれています。

墳丘

赤城塚古墳に行くと、前方後円墳と勘違いしそうになります。
赤城塚古墳がある丘陵とつながって西丘神社の盛り土があるからです。

明治34年に描かれた銅版画では、赤城塚古墳の墳丘上に「神明宮」が建てられており、その隣に西丘神社の拝殿があります。
そのように墳頂部に社殿があったため削平されていることが考えられるため、古墳の規模に関しては推定するしかありませんが、径30m前後の円墳で、高さは現状で3m。実際には5m前後はあったのではないかと考えられています。
しかし、古墳自体が西岡台地の上にあるため、周辺の水田面との比高差は9mほどあり、存在感はあります。

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