四戸(しど)の古墳群

四戸(しど)の古墳群

4基の古墳

昭和13年に刊行された『上毛古墳綜覧』によると旧岩島村では吾妻川の河岸段丘ぞいに四戸に24基、生原に7基、計31基が登載されている。

現在は古墳を調査の順序に従って、東南から北西にむかって、4号、1号、2号、3号が残存しています。

四戸3号古墳

四戸3号墳は、道路わきに石室が石舞台古墳のように露出している。
基壇の直径は14m前後で、円墳と推定されている。
石室は東南に向かって開口している無袖型の横穴式石室。
石室の残存状態は、天井石は奥壁寄りの2石を残すのみであり、左右の両壁も上半を失った部分が多く、ことに閉塞部では根石を残すのみであった。
したがって、石室前半の構築の状態、石室の全長、閉塞部の長さ、および幅等の計測値等は不明。
出土遺物は、埋葬部奥壁よりの床面近くで刀断片4、土師器片、埴輪片が散在していた。

写真は岩櫃山を背景に撮った3号墳(2020年6月撮影)
左奥に十五塚古墳も見える。

6世紀後半頃

四戸2号古墳

現状は周囲からの耕作と墓地化とによって東西12m、南北11m、高さ2mの不整形の雑木林として残存している。
墳丘についての発掘調査はしていないが、径12m前後の円墳と推定される。

石室は南西方向に開口する横穴式両袖型石室である。
石室の残存状態は、天井石は奥壁寄りの2石以外、壁石も羨道入口を含む羨道前半で、その上半は除去されている。
石室の規模
全長  約5.2m
玄室長 約2.2m
玄室幅 約1.3m
羨道長 約3.0m
羨道幅 約0.9m
玄室高 約1.6m

出土遺物
土師器の坩および坏の残片のみが検出された。

7世紀前半頃

四戸1号古墳

東西10m、南北11m、高さ1.7m前後の不整形をなしているが、社地であるので保存状態は比較的良好で、調査の結果径約10mの円墳

埋葬主体部は横穴式袖なし型石室

出土遺物
鉄鏃、刀子、玉類としては管玉、水晶製切子玉、ガラス小玉、滑石製白玉、土師器片、埴輪片、須恵器片、石製模造品。

6世紀前半~中葉

四戸4号古墳

墳丘は早く平夷されたようで平坦な耕地となっていた.
調査の結果、径8m前後の円墳であったとみられる。
石室は全長4m、幅0.7m前後の無袖式横穴石室。

出土遺物
1、武器 直刀、鉄鏃など
2、馬具 辻金具
3、鉄製工具 刀子、槍鉋
4、装身具 管玉、切子玉、白玉、ガラス製品

6世紀中葉頃

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